立ち技格闘技界に異色の団体があります。
それは『シュートボクシング』
代表:シーザー武志
通称:立ち技バーリトゥード
設立は1985年と歴史も長く、立ちの状態で関節技・投げ技が有効という大きな特徴があります。
判定は打撃による「ヒットポイント」投げ技による「シュートポイント」立ち関節によるキャッチポイントの3つで判定されます。
試合時の格好も特徴的でロングスパッツを履いて試合を行います。
特徴的なルールを採用していますが規模的には非常に大きいです。後楽園ホールを使いますし、一度さいたまスーパーアリーナを使用したこともあります。S-CUPというシュートボクシングの1DAYトーナメントはK-1の次の規模を誇っていたと思います。
また、地上波放送されたこともあったり、TBS系番組「炎の体育会TV」ではシュートボクシングが実際に行われ今田耕司や品川(品川庄司)などがプロ選手(RENA)に挑戦しています。
有名選手はアンディ・サワー。サワーがまだK-1に出ていないころからシュートに呼び、K-1にはシュートボクシング代表として試合に出ていました。サワーがいつもロングスパッツで試合をしていたのはシュートボクシングの試合ではすべてロングスパッツ着用で試合をするため、シュートの象徴でもあるロングスパッツを履いて出ていたと思われます。(現在、K-1ではロングスパッツ禁止)
他にもK-1に出ていた宍戸選手や緒方選手、女性選手ではRENAが有名です。RENA選手は日本女子の格闘技界を背負っている存在です。常に選手層は高く、打撃のみのルールでも有力選手は他団体の大会に出場し、十分に張り合っています。
個人的な意見ですが、特徴的なルールで興行を行っているにも関わらず大きい規模を維持できているのが不思議です。大物選手を呼んでこれるのも不思議、サワーのスパッツにBEAMSの文字が入っているのも、テレビの一企画としてシュートボクシングが採用されるのも不思議です。きっとシーザー武志代表がうまく運営しているんだと思います。
リンク:シュートボクシング公式HP シュートボクシングwikiページ