ルンピニー、スーパーバンタム級6位を完全KO!
那須川天心と同じ階級の志朗(治政館/ISKA世界ムエタイバンタム級王者)が快挙を達成しました。
ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級6位のバカイペットから5RKO勝利。
同じ階級のランカーをKO
なんだ、天心はこの前ルンピニー王者を1RKOしたじゃんと思うかもしれませんが階級が違います。
天心の相手、ワンチャローンはスーパーフライ級の王者。スーパーフライ級の体重は約52.16kg。
天心はバンタム級のため試合は55‐56kg位で試合をします。
この前のワンチャローンはもちろんルンピニー王者で強いですが、ふだんは52kgで試合をしている選手でした。
今回、志朗が対戦したバカイペットはスーパーバンタム級で普段から55kgで試合をする選手です。
志朗も普段から55kgで試合します。
同じ体重のルンピニーランカーに勝ったのは凄いことです。
5RKO勝利の意味
天心選手は1RKO勝利
志朗選手は5RKO勝利
1Rの方が魅力的じゃないかと思うかもしれませんが、ムエタイではそうではありません。
通常、ムエタイは5R制。1R、2Rはウォーミングアップのような感じです。
1Rなんかヤル気あるの?って思うくらいです。
でもそれには理由があって、ムエタイは賭けの対象になっているので最初の1R、2Rは観客が選手の動きを観て賭けの材料にするんです。だから、最初は簡単な手合せ程度。
これがムエタイ選手には染みついています。
天心選手は自分のスピードを最大限に生かし、ムエタイ選手に染みついた尻上がりの戦い方を考慮して1Rで勝負を掛けにいきました。その結果があの歴史に残るKO勝利です。
天心選手はとにかくすごいんだけど、相手が天心選手を探ってる間に一気に仕留めた感じです。
でも志朗選手は違います。完全な実力勝ちです。5Rまでしっかり戦い、完全に実力の差を示したKO勝利になります。
ここがまた評価すべき点です。
同じ階級のルンピニーランカーから完全な実力差を示してKOした志朗。
2階級下のルンピニー王者をペースを掴ませず一気に1RKOした天心。
今日の記事は天心選手を完全にディスってる感じですがそうではありません。
天心選手は凄すぎます。
でも、志朗選手ももっと評価されるべきです。
そして、この二人がKNOCKOUTで対戦する所を観たい!
それにしても最近、日本選手のムエタイ侵略がかなり進んできてるな。
- 投稿タグ
- KNOCKOUT, ムエタイ, 志朗, 新日本キックボクシング, 那須川天心