タイの国技であるムエタイは日本キックボクシング界の土台を創ったと言ってもおかしくありません。

打倒ムエタイとして長年キックボクシングは発展してきました。

でもこのムエタイ、どれだけすごいんでしょうか?

はじまりは1921年に、第一次世界大戦への参戦のために武器を大量に購入することが必要となってきたため、その資金捻出のために国王ラーマ6世がムエタイのトーナメントを開催したのが始まりだそうです。ですがこのころはまだムエタイとい名前ではありませんでした。

歴史的に『ムエタイ』という名前で呼ばれるようになったのは1936年です。

タイにはムエタイ専用のムエタイスタジアムがあります。そのため団体だけでなくスタジアムの王者というものが存在します。そして、国内ではスタジアムの王者の方が有名です。

ラジャナムダンスタジアム、ルンピニースタジアムはムエタイの2大殿堂とされておりこの二つのスタジアムの王者は一番評価が高いです。

ちなみに、ラジャナムダンスタジアムは1941年に、ルンピニースタジアムは1956年に設立されました。ルンピニーは交通アクセスが良く観光客も多いです。

ムエタイは世界最高の立ち技格闘技とも表現され、世界的知名度は抜群です。世界各地からムエタイ修行でタイに外国人選手が来ています。

これだけ国際的に知名度の高いムエタイですが、海外にラジャナムダンスタジアム、ルンピニースタジアムのベルトが渡ったことは合わせて7回しかありません。それぞれ60年位の歴史があり国際的知名度が高く多くの外国人が挑戦しているのに7回だけです(うち日本人5人)。約10年に1回ペース。

日本の国技とされている相撲は毎回のようにモンゴル人が優勝。この前琴奨菊が優勝したときは、日本人力士10年ぶりの優勝でした。情けない。

タイの国技であり、立ち技世界最強と言われこれだけ世界に知られていてもベルトは渡さない。タイの国技としてのプライド・維持が強く感じられます。すごいです。

 

タイ国内での知名度はどうなのか。

地方では一般的なスポーツで、日本人の子供が剣道・柔道・空手に通うのと同じ感覚で習うようです。また祭りなどの際に、人集めの催し物として行われます。しかし、国内での社会的ステータスは必ずしも高くないようです。これは競技が賭博の対象とされており、貧困層のスポーツと見なされているためです。

ただ、先ほども書いた通り海外での知名度は抜群です。『タイ=ムエタイ』みたいなもんです。タイ人が海外留学するとムエタイ経験の有無を毎回のように問われて、タイの国技としての知名度を実感するようです。その結果、帰国後にムエタイを習う人もいるそうです。

今日はここまで。明日は試合などについて書きたいと思います。

ちなみに、タイにいって「ムエタイ」と言っても通じません。タイ語での発音は「ムアイタイ」のようです。参考までに。