今日はムエタイとキックボクシングの違いです。
似ているようでやっている側から見ると全然違います。
サッカーでいうサッカーとフットサルのような感じだと思います。
どこが違うのか
基本的に主に肘打ち、首相撲、組んでの膝蹴りの3つの行為に差が出ます。
ムエタイは上記の3つはすべて問題ありません。
キックボクシングでは団体ごとにルールが異なりますがK-1やRISEなどの打撃系の団体は上記の3つは禁止されています。(組んでの膝は1発くらいOKかも??)
上記の3つを制限すると何がよいか、それは見栄えが良く素人でもわかりやすいんです。当時K-1なんかはテレビ放送を行っていました。まず、肘打ちはまともに食らうと平気で流血します。首相撲はくっついてこねくりまわしてるだけで素人には奥深さが理解できません。パンチ・キックとわかりやすい技で勝負がはっきりします。
空手系からK-1が誕生したのもありますがテレビではなかなか受け入れられない要素だったからだと思います。
ただ、キックボクシング、ムエタイが好きな人は首相撲・肘打ちに萌えるんです。本当に高等テクニックなんです。これはやってる人にしかわかりません。そして、本場ムエタイ選手になるとタイの中堅選手でも日本王者に余裕で勝ってしまうこともあります。
トップレベルではムエタイとキックボクシングは似ているようで違います。
当たり前ですが首相撲、肘打ちが得意な選手はk-1ではなかなか結果が出ません。その反対もそうです。
選手を見る時はどういうルールで強いのか、そこまで見てみると面白さがまた一つ深まると思います。