立ち技格闘技で一番見たい夢のカード

武尊 VS 那須川天心

結局今年もこのカードは実現できずに終わります。

しかし、この両者は今年も負けなしの輝かしい実績を残しより一層魅力的なカードとなりました。

2016年 両者の戦績

武尊  戦績:5戦5勝2KO

勝敗 対戦相手 大会名 会場 日時
○【3R判定3-0】
※K-1 WORLD GP 初代フェザー級王座決定トーナメント決勝戦
小澤海斗(K-1ジムEBISU小比類巻道場) K-1 WORLD GP 2016 JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~ 東京・国立代々木競技場第2体育館 2016年11月3日
○【2R2分31秒 TKO】
※K-1 WORLD GP 初代フェザー級王座決定トーナメント準決勝
ユン・チー(中国) K-1 WORLD GP 2016 JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~ 東京・国立代々木競技場第2体育館 2016年11月3日
○【3R判定3-0】
※K-1 WORLD GP 初代フェザー級王座決定トーナメント一回戦
ジェイミー・ウィーラン(イギリス) K-1 WORLD GP 2016 JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~ 東京・国立代々木競技場第2体育館 2016年11月3日
○【3R判定3-0】 小澤海斗(K-1ジム EBISU小比類巻道場) K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-65kg世界最強決定トーナメント~ 東京・国立代々木競技場第二体育館 2016年6月24日
○【3R0分48秒 KO】 ヨーセンチャイ・ソー.ソーピット(タイ) K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-60kg日本代表決定トーナメント~ 東京・国立代々木競技場第二体育館 2016年4月24日

 

 

那須川天心 7戦7勝4KO

勝敗 対戦相手 大会名 会場 日時
○【1R2分23秒 KO】 ワンチャローン・PKセンチャイジム(タイ) KNOCK OUT Vol.0 東京・TDCホール 2016年12月5日
○【3R判定2-0】
※RISEバンタム級タイトルマッチで初防衛に成功
村越優汰(湘南格闘クラブ) RISE 113 東京・後楽園ホール 2016年9月25日
○【1R1分10秒 KO】 リン・ビン(中国) KUNLUN FIGHT49×REBELS.45 東京・大田区総合体育館 2016年8月7日
○【2R1分49秒 KO】 タリック・トッツ(モロッコ) RISE 111 東京・後楽園ホール 2016年5月29日
○【5R判定3-0】
※ISKA世界バンタム級王座決定戦
フレッド“The Joker”コルデイロ(ポルトガル) RISE 110 東京・後楽園ホール 2016年3月26日
○【2R0分26秒 KO】 宮元啓介(橋本道場) NO KICK NO LIFE 2016 東京・大田区総合体育館 2016年3月12日
○【3R判定3-0】 マノリス・カリシス(ギリシャ) RISE 109 東京・後楽園ホール 2016年1月31日

 

何度も武尊との戦いを煽ってきた那須川天心

この二人の戦いがファンの間で注目されたのは2015年8月 BLADE55kgトーナメント優勝後の那須川天心のマイクでした。

「全試合KO勝ちで優勝すると言ってしまったので、その公約を果たせてよかった。55kgでやりたい選手が一人います。K-1の武尊選手ですが、かかってこいやって感じです。全試合KOなので僕の方が上だと思っています」

武尊はこの時すでにK-1の55kg王者でした。以前から武尊との対戦も熱望していた那須川天心。実力・将来性ともに十分なものを持っていましたがこのトーナメントに優勝するまでは突出する実績はなく将来有望な、いち団体の王者でした。

しかし、トーナメントの結果は優勝。しかも、他団体の王者たちを圧倒的な実力の差ですべてKO勝利です。そして、上記のように武尊を名指ししてのマイクパフォーマンスを行う事で、一気にファンの間で

【那須川天心VS武尊】

 

このカードが熱望されるようになりました。

その後も那須川天心の武尊に対する挑発は止まりません。

ある雑誌の対談で

「武尊選手と戦えるなら僕がK-1に乗り込んで僕のRISE王座とBLADE王座を懸けてもいいし、勝者ファイトマネー総取りでもいいですよ。武尊戦を含めて試合1週間前にオファーが来ても僕はいつでもやります。武尊選手は超攻撃型で強い王者だと思うけど僕が得意な相手。武尊選手の穴は見えてるし、全く攻撃をくらわずに勝てる。僕がKOできずに判定までいったら僕の負けでもいいと思ってます。それぐらい自信があります」と武尊を相手にハンデをつけてもいいと言うほど自信満々にコメント。

那須川天心が所属するTARGET、出場主要団体のRISEの代表である伊藤隆代表も下記のようにコメント。

「天心は打撃系格闘技のジャンル自体を背負える存在。うちは元々ニュートラルな立場なので天心をK-1にも出す。K-1が独占契約ではなく単発か複数契約であれば天心をK-1に出すのは全く問題ない。そのうちムエタイにも挑戦させて日本人史上初のルンピニー王座獲得も目指す」

要するに那須川天心自身はもちろん所属ジムや団体も出場のOKサインを公に出している。

相手リングであるK-1での対戦でも問題ないと。

しかも、那須川は

・ベルトも全部賭けてよい。

・ファイトマネーも総取りでよい。

・判定なら自分の負けでもよい。

 

とまで発言。

これに対して武尊・K-1サイドは以下のようにコメントをしています。

那須川がBLADEトーナメントを優勝したあとの武尊のコメント

「人伝で聞いたんですけど、正直、僕がK-1の世界チャンピオンになった時から、世界中からK-1王者の武尊を倒したいという声がたくさん来ているんで、その中の一人としか見てないんですけど、K-1で試合が組まれるならいつでもやってやるし、僕が世界一強いと自負しているし必ず倒す自信があります」

当時のプロデューサーであり所属ジムの会長であった前田憲作は

「K-1に参戦するのであればジムを通して交渉し、他団体には出場しない独占契約をしてもらう」

また、前田代表は那須川が会場で武尊と接触したり、SNSで武尊戦に対する投稿にたいして

「K-1に出たいなら、SNSや直接会場で選手に声をかけるというのでなく、ジムや団体の代表が直訴するのが普通。そこをしっかり間違えないでやってほしいです」

とコメント。

しかし、これに対しては大人の事情で対武尊戦の話が進まないこと、純粋に強い相手とやりたい那須川を擁護するコメントも多数出ています。

とにかく、お互い同士だけでなく、団体同士、そして多くのファンを巻き込み日本格闘技界で一番見たいカードとなった

那須川天心 VS 武尊

2015年の秋の時点では

那須川陣営

本人も、所属するジム・団体の伊藤会長もOK。相手のK-1のリングで行っても良い。しかし、単発か複数試合の契約を望む。

 

武尊陣営

本人は組まれればやる。ジム・団体側は他団体では試合をしない。そして、K-1にくるなら独占契約が必須条件。

 

戦績的に他団体を王者を相手にKOを量産してきた那須川が有利の印象が強い上に、上記の様な構図となりネット上では武尊・K-1が逃げてるという感じになってしまします。

 

2015年冬、RIZINの出現

大人の事情で実現が難しいこの夢のカードが唯一実現できるリングがあるかもしれない。

そう期待が掛かったのがこの年から行われる年末格闘技の【RIZIN】でした。

両者ともに11月に行われた試合にKO勝利。そして、それぞれRIZIN出場をアピールします。

武尊(対チャールズ・ボンジョバーニ戦後)

「僕、大みそかめっちゃ暇なのでよろしくお願いします」

那須川(対マイクアラモス戦後)

「年末にもう一勝負したいんですが、RIZINに是非とも僕を出してもらえませんでしょうか?RIZINの笹原さんが来ているので是非出してください」

 

2人ともRIZINへの参戦を表明。そして、ファンは那須川VS武尊をどのカードよりも望んでいる。

今、日本の格闘技界で最も見たいとされている対戦カード。

実現できるのかどうか期待がかかるが結果は

実現されず、、、。

 

RIZINの笹原実行委員長は以下のようにコメント。

「武尊選手の対戦相手には那須川天心君も考えましたし、話もしました。RIZINの舞台でそういう思い切った団体の垣根を越えたカードが出来ないかと思いましたが、今回は時間もなくて整いませんでした」

時間がないというのは?と思いました。

那須川天心は以前から1週間前のオファーでも試合をすると言っています。

じゃあ、武尊は?武尊は実際このRIZINで他選手と対戦をしています。

だから時間がないというわけではない。

ここでまた、武尊・K-1サイドは那須川を相手に選ばなかった。逃げた。とネットでは噂されてしまいます。

そして那須川選手もついに不満を露呈します。

「逃げてる奴には興味ない。武尊戦はもう別にいいですね、向こうがやりたいなら来いよって感じです。僕は本物の最強を目指すだけです」

逃げてるやつに興味はない。これは武尊にとってかなり屈辱的な言葉です。

しかし、この「逃げてる」発言に対する武尊・K-1サイドのコメントはありませんでした。

どんな条件でも、どんな場所でも、いつでも戦う姿勢を見せていた那須川陣営でしたが実現はせず。

逃げてるというコメントにも反応しない所を考えると、かなりK-1にとってはリスクの高い戦いで避けていたんだと感じます。要するに本当に逃げていると思われてもおかしくない状態です。

今はファンが見たいカードへの変化

2016年の二人の活躍はやはり他の格闘家を圧倒する活躍でした。

武尊は初のK-1二階級王者に。

那須川は現役のルンピ二―王者を1RKO。

那須川天心はいつまでも言ってると自分が下と思われるから。という理由に、この1年は武尊に対する発言はほぼでなくなりました。

K-1・武尊サイドはもともと那須川天心の話題は一切出しません。相手にしないというか、都合悪くコメントしないという感じの印象が強いです。

ネットでは、天心に対してやりたいなら大人になれ。K-1の契約を受け入れてK-1に移籍しろ。そうすればいつでもできる。とのコメントも多くありますが、

もう本人はそこまで意識していません

今はもう、『ファンが見たい対戦カード』 となりました。

 

実現できるのはRIZINのみ

当事者たちのコメントはこの一年、ほぼなくなりました。

しかし、ネット上でファンの間ではいつもどっちが強いのかの言い争いです。ww

毎回毎回。武尊と天心はセットの状態です。

やはりファンが見たいカードは一番大切にしないといけません。

ファン、お客さんあっての興行です。プロスポーツです。

先日、那須川天心がRIZIN出場を発表しました。その時の記者会見で久しぶりに武尊戦について話しました。

「今はそこまで意識していません」と答えたが、続けて「(対戦が)組まれれば僕はいつでもやります。やるならRIZINでやってもいいかなと思います」

那須川もルンピニー王者を1RKO、今回は総合挑戦という事で普通に考えても今更K-1の独占契約は本当に飲めないですよね。

そういった意味もあり、やるならRIZINと発言。

もう逃げられない。武尊・K-1サイド

ここからは完全に主観のみの発言になります。

要するに、K-1は自分たちの看板選手がライバル団体に負けるかもしれない。そういう状況を作りたくないんです。

天心はいつでもOK、ベルト全掛け、賞金総取り。それを踏まえて判定なら負けでもよいとまで発言。そして、独占契約さえなければ伊藤代表もK-1のリングに上げてもいいし、いつでも大丈夫と言っている。

そして何よりも、日本の格闘技界で今一番見たいカードとまで称され、この対戦を観たいファンが多くいる。

なのにK-1は独占契約を盾に完全拒否。(天心が独占契約までは出来ないのをわかっていて)

確かに天心は強い。仮に武尊が負ければ日本の他団体(ライバル団体)の選手にK-1の看板選手が負けたことになる。他の団体の方がすごいじゃん。という事になる。それは避けたいのはよくわかる。

でもこの姿勢に、競技としての発展はない。

おそらく、武尊はやってもよいと思ってるはず。K-1の運営が完全にこの対戦を拒否してる。(舞台が中立のRIZINだとしても)

これに関してはK-1は格闘技ファンを無視しているとしかおもえない。そして、武尊を信じていない。

日本で一番見たいカードをK-1でできるのに本当にもったいない。RIZINにとられていいの?と思ってしまう。

 

先日のRIZIN記者会見での天心の発言に対しても、本人・K-1サイドともに何の声明も出ていない。

天心が正式な場所で第3者に問われしっかり答えたのだから、本人やK-1サイドも今一度どんな考えでいるのかを聞きたい。

ファンは本当にそれを望んでいる。